掲題のフローの応用編の解説です。
フローを開始する際のAdaptive Card に追加したテキストボックスについて解説します。
( ゚Д゚)
フローをGitHubで公開しました。下記リンク先からダウンロードしてください。
github.com
解説する範囲
今回解説する範囲は応用編でアップデートしたこの部分です。
ステップごとの解説
「選択したメッセージの場合」トリガー
これは「Microsoft Teams」>「選択したメッセージの場合」です。応用編のフローでは本文を入力するためのテキストボックスを追加しています。
{ "$schema": "http://adaptivecards.io/schemas/adaptive-card.json", "type": "AdaptiveCard", "version": "1.3", "body": [ { "type": "TextBlock", "weight": "Bolder", "size": "Medium", "text": "この投稿と同じメンションをする" }, { "type": "TextBlock", "isSubtle": true, "wrap": true, "text": "指定した投稿と同じ宛先へのメンションを含む返信を行います。" }, { "type": "TextBlock", "wrap": true, "text": "\n" }, { "type": "TextBlock", "wrap": true, "text": "本文" }, { "type": "Input.Text", "id": "body", "spacing": "Large", "isMultiline": true }, { "type": "TextBlock", "wrap": true, "text": "\n" }, { "type": "TextBlock", "text": "投稿者をメンション先に追加しますか?" }, { "type": "Input.Toggle", "id": "IncludeTheContributor", "value": "false", "title": "追加する" } ], "actions": [ { "type": "Action.Submit", "title": "送信" } ] }
「変数を初期化する-本文」アクション
このアクションは「変数」>「変数を初期化する」です。トリガーのAdaprive Card で入力されたテキストを格納します。
「条件-本文が記載されていない」アクション
このアクションは「コントロール」>「条件」です。
条件
"expression":{"equals":["@empty(triggerBody()?['cardOutputs']?['body'])",true]}
「"はい"の場合」分岐:
この分岐で配置しているアクションはひとつだけです。
このアクションは「Microsoft Teams」>「変数の設定」です。
この分岐に進むのはフローのトリガーで本文欄のテキストボックスが空白である場合です。この場合はメンショントークンのみを変数に設定します。
入力
「"いいえ"の場合」分岐:
この分岐で配置しているアクションもひとつだけです。
このアクションは「Microsoft Teams」>「変数の設定」です。
この分岐に進むのはフローのトリガーで本文欄のテキストボックスが空白でない場合です。この場合はテキストとメンショントークンを変数に設定します。
入力
"name": "本文",
"value": "@{triggerBody()?['cardOutputs']?['body']}\n\n@{variables('メンショントークン')}"