掲題のフローをGitHubで公開しました。下記リンク先からダウンロードしてください。試し実行ができるようにサンプルの親フローと子フローを含めたソリューションにしています。
説明
このフローは指定したPower Platform環境内にあるフローの親子関係(= どのフローがどのフローを呼び出しているか)を表形式で一覧するフローです。
使用イメージ
下図の通りフローを作成します。
ポイントは下図の「子フロー02」と「子フロー03」のように、「子フローの実行」アクションを使用していて、かつ、自身も他のフローから呼び出される側であるフローが含まれていることです。
「環境内にあるフローの親子関係を一覧表示」フローの編集画面を開いて、「管理者としてフローの一覧を取得(V2)」アクションで設定を行います。ここではフローの一覧取得対象の環境を指定します。
手動実行トリガーでフローを開始します。
実行が完了しました。
処理結果を出力したCSVがフロー実行ユーザーのOneDriveに保存されます。CSVのパスがフローによってチャットで通知されます。
この表を「親フロー名」列(= フローを一意に表すGUID)を非表示にして、かつ、フロー名が見やすいように行を並べ替えたものが下図の表です。
「⇒」の左側が呼び出し元のフローです。
「⇒」の右側が呼び出されているフローです。
この表が効果的に使えるのは、あるフローを呼び出している親フローがどれであるかを調べるときです。親フロー側には「子フローの実行」アクションの設定で呼び出し先のフローが分かります。ですが、呼び出される側のフローの設定では呼び出す側のフローがどれかはわかりません。
この表を使うと子フローを起点として親フローがどれかを調べることができます。
例として、「子フロー表示名」列でフィルタで「子フロー_03」というフローを指定すると、、
「子フロー_03」を呼び出しているのは「親フロー_01」と「親フロー_02」であることがわかります。
フロー図
アクションの設定を閉じた状態のフロー図
開いた状態のフロー図
このフローをGitHubで公開しました。(再掲)
フローをGitHubで公開しました。下記リンク先からダウンロードしてください。この投稿の冒頭で記載しているリンクと同じです。
ステップごとの解説は解説編で行います
ステップごとの解説は解説編で行います。
('ω')ノ
今回は以上です。
追記:解説編を投稿しました