掲題のフローの応用編その1です。
解説編で公開・解説したフローはCSVに記載されているすべての値ダブルクォーテーションで挟まれていることを前提としています。その応用としてダブルクォーテーションの有り無しを自動で判定してデータ取り込み処理を行うフローも作ってみました。
フローをGitHubで公開しました。下記リンク先からダウンロードしてください。
github.com
- 解説の経緯
- 概要
- 注意
- フロー図
- 使用イメージ
- ポイント:「カンマ(,)」と「ダブルクォーテーション(")」をデータとして含めるかどうかが自動判定されている
- このフローをGitHubで公開しました。(再掲)
- 最後に
- 2022/9/4追記:応用編その2 を投稿しました。
概要
応用編で解説するこのフローは下図の通り、CSVに記載されている「カンマ(,)」と「ダブルクォーテーション(")」がデータに含まれる文字であるかどうかを自動で判定します。データに含まないものは取り除いたうえで、データを読み取ります。そして、SharePointリストへアイテムを投稿します。
フローによって下図の通りSharePointリストにアイテムが投稿されます。
注意
応用編で解説するフローは前回までに解説したフローと比較して処理速度が圧倒的に遅いという短所があります。例として行数が3行のデータを処理するのに2分半ほど時間がかかります。
これらの2つを参考にしてフローを作成する場合は、2つのフローの長所短所を比較したうえで判断してください。
フロー図
アクションの設定を閉じた状態のフロー図
開いた状態のフロー図
使用イメージ
Excelを使ってデータを作成します。1行目は列名、2列目移行はデータとします。CSVとして保存するため、テーブルは作成しません。
CSVとして保存します。
フローのインプットにするCSVをOneDrive for Business にアップロードします。
フローを手動実行します。数分待って、フローが完了したことを確認します。
SharePointリストにアイテムが登録されました。
ポイント:「カンマ(,)」と「ダブルクォーテーション(")」をデータとして含めるかどうかが自動判定されている
繰り返しになりますが、このフローのポイントはCSVのテキストに含まれてる「カンマ(,)」と「ダブルクォーテーション(")」をデータとして含めるかどうかを自動で判定していることです。
インプットのCSVはこちらです。(再掲)
CSVから取り込んだデータはフローによってJSON配列に変換されたうえでSharePointリストに登録されます。
下図がそのJSON配列です。データとして含める意図ではない「カンマ(,)」と「ダブルクォーテーション(")」が取り除かれていることが分かります。
このフローをGitHubで公開しました。(再掲)
フローをGitHubで公開しました。下記リンク先からダウンロードしてください。この投稿の冒頭で記載しているリンクと同じです。
github.com
最後に
フローの解説は別の投稿で行います。
今回は以上です。