- 主旨
- 改良したフローをGitHubにアップロードしました。
- フローの概要
- フローの全体図
- フローの流れの概要
- データ処理部分を図で表すと
- 改良した箇所はどこか?
- ステップごとの解説は次回
- 追記:解説編その1を投稿しました
主旨
1週間前にこんな投稿をしました。
wataruf.hatenablog.com
その投稿で解説した「Teamsの投稿をPower Automateで取得する方法」を使って掲題のフローを改良した、というのが今回の投稿の主旨です。
wataruf.hatenablog.com
また、改良した箇所も踏まえてフローのステップを全体的に解説します。今回は概要編です。ステップごとの詳細な解説は別の投稿で行います。
改良したフローをGitHubにアップロードしました。
こちらからダウンロードしてください。
github.com
フローの概要
このフローは、Teamsのチャネル上にある投稿を指定してフローを実行することで、あらかじめフローに投稿したメンバーのうち「誰がいいねをしたか」と「誰がいいねをしていないのか」を表形式で表示するフローです。後者にあたるメンバーに対して自動でメンションすることもできます。提出物管理を行う場面で活用できます。
表は指定した投稿の返信で表示されます。
フロー実行時に以下のオプションを指定できます。
- すぐに表を投稿するか、それとも日時を指定して表示を投稿するか
- いいねをしていないメンバーにメンションするか、それともしないか
フローの全体図
改良後のフローの全体図は以下の通りです。
同じフローのスコープと条件分岐を開いたものがこちらです。
※ 画像が荒くて文字が読めないかも。
フローの流れの概要
フローのおおまかな処理の流れを言葉で表すと以下の通りになります。
※ 変数設定などの細かい処理は割愛しています
- [分岐]スケジュール実行であるか
- Yesであれば、実行予定日時をスレッドに表示して、予定日時までストップ
- No であれば、後続のステップに進む
- トリガーになった投稿のリアクション一覧を取得
- フローが確認対象とする各メンバーがいいねをした日時を取得
- 取得結果を表形式に整形
- スレッドに表を投稿、かつ、いいねを指定いないメンバーにメンションを送信
データ処理部分を図で表すと
こうなります。
改良した箇所はどこか?
改良した箇所は下記の投稿に記載したように。「メッセージを取得」と「トリガーメッセージ抽出(= 選択アクション)」を組み合わせて使っていた部分を「メッセージの詳細を取得」に変えたことです。
wataruf.hatenablog.com
この改良による最も大きなメリットは、直近20件より過去の投稿でも実行が可能になったことです。また、親の投稿だけでなく返信もトリガーとして指定できるようになりました。
ステップごとの解説は次回
ステップごとの設定とその意図を解説編で説明します。長くなったら複数回に分けたいと思います。
追記:解説編その1を投稿しました
解説編その1です。
wataruf.hatenablog.com