ルドルフもわたるふもいろいろあってな

Microsoft 365、Power Platform、PowerShellについて調べたことや検証したことなどを投稿します。技術の話は面白い。

Microsoft Teamsで投稿に「いいね」をしていないひとに対してスケジュール実行でメンションする

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※2020/4/9追記:フローの改良版を公開しました。
wataruf.hatenablog.com


チームやプロジェクトのメンバーに対して提出物の依頼をしたりお知らせを周知したりする際に、完了/未完了をチェックする場面があります。

こういった完了/未完了をMicrosoft Teamsを使って管理する方法のひとつとして、「完了したひとはスレッドに返信してください」というやりかたがあります。

少人数のメンバーであれば返信を使った管理でも問題ないですが、人数が多くなってくると完了までに大きく時間がとられますし、抜け漏れが起きる場合があります。

【返信を使って完了/未完了を管理する流れ】
提出物の依頼をする

完了したひとが返信する

メンバーの一覧と返信したメンバーを見て、未返信のひとに催促する

催促されて完了したひとが返信する

また、メンバーの一覧と返信したメンバーを見て、未返信のひとに催促する

(全員が完了するまで繰り返し。。。)

この手間を削減するひとつの方法として、「いいね」を使って完了/未完了のチェックを行うフローを作ってみました。

フロー図

フロー全体の流れは下図の通りです。
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使い方

まずは準備を行います。チェックを行いたい対象メンバー全員のメールアドレスを定義します。この設定は初回のみ行います。2回目以降は実施不要です。
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それではメンションのスケジュールをセットします。まずは、チェックを行う対象の本文を投稿をします。
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次に、「…」をクリックして「そのほかの操作」-「提出状況をチェック」を選択します。
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チェック実行の設定画面が開きます。
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「日時を指定する」を選択して、時間を指定します。日付はカレンダー形式で指定します。時間(HH:mm)は30分刻みでドロップダウンから選択します。「未完了者にメンションする」のチェックをオンにします。

ここまで入力が完了したら、「submit」をクリックします。
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スケジュール実行がセットされた旨が自動で返信されます。
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チェック対象のメンバーは、依頼事項が完了したら「いいね」を行います。
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指定した時間になるとフローが自動で投稿を行います。「いいね」をしたひととその時間が表形式で投稿されます。いいねをしていないひとには自動でメンションが行われます。
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このフローをエクスポートしたファイルをGitHubにアップロードしました。活用していただけると幸いです。
github.com

GitHubからフローをダウンロードするときの注意点

GitHubからフローのエクスポートファイルをダウンロードするときに、ダウンロードのやり方によってはzipファイルが破損してしまうようです。

下図の通り、「Download」ボタンをクリックして保存したzipファイルであれば正常にインポートができるようです。もし、インポートに失敗した場合はこちらの方法でダウンロードをやり直してみてください。
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